デザインエンジニアの中川聰(なかがわ さとし)氏が提唱した概念で、既存の発電所や送電網に頼らない「究極の自給自足エネルギー」として注目されています。
主な特徴と仕組み
原理は「ボルタ電池」と同じ 2種類の異なる金属(電極)を土などの対象物に刺すことで、化学反応によって発生する微弱な電子を取り出します。
「何からでも」電気がとれる 従来の電池と違い、特定の液体(電解液)を必要としません。水分を含んでいるものなら、コンクリート、木、果物、さらには食品ロス(生ゴミ)からでも集電が可能です。
24時間、安定して集められる 太陽光や風力と違い、天候や時間帯に左右されません。電極が刺さっていれば、持続的に電気を供給し続けることができます。
どんなことに使われる?
得られる電力は非常に微弱(マイクロワット単位)ですが、現代の省電力技術と組み合わせることで以下のような活用が期待されています。
災害時の灯り・通信 停電時でも、足元の土から電気を取ってLEDライトを光らせたり、スマホを充電したりできます。
オフグリッド(送電網のない場所)での利用 山間部や街灯のない場所での常夜灯、農地のセンサー電源などに活用する実証実験が行われています。
環境負荷の低減 CO2を排出せず、廃棄物(堆肥など)をエネルギー源に変えられるため、SDGsの観点からも評価されています。
最近では、この技術を使って**「土だけで光るイルミネーション」**や、建物の全電力を土から賄う実験なども行われているようです。