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2018年4月20日金曜日

「第2の地球」探査へ…NASA新衛星打ち上げ

  【ワシントン=三井誠】米航空宇宙局(NASA)は18日、太陽系の外にある恒星を回る惑星「系外惑星」を探す人工衛星「TESS(テス)」を、フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から打ち上げた。

 2年間の観測で、直径が地球の2倍以下で地球に似た惑星約500個を含め、約2万個の系外惑星を発見できるという。系外惑星の詳細な調査には日本チームも参加し、地球外生命の探索に弾みがつくと期待される。

 系外惑星はこれまで3700個以上が確認されている。NASAのケプラー宇宙望遠鏡は、このうち生命が存在しうる条件を持ち、大きさが地球に近い惑星を30個見つけている。テスはケプラー宇宙望遠鏡よりも20倍広い範囲にあたる、宇宙の85%の方向から届く光をカバーできる。約14日間で地球を周回し、惑星が恒星の手前を横切る際の明るさの変化をもとに、惑星の大きさや数を調べる。