最初に名城大学都市情報学部の海道清信教授の「コンパクトで賑わい溢れるまちづくり」と題して、基調講演がありました。
木になったので、記載しました。
- 日本は2050年には、世界最高の高齢社会へ
玉野市の人口は30年後には30%減少2005年 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 玉野市の総人口 67047 64084 60923 57341 53426 4933 45207 - 郊外への市街地の拡大(岡山市)
- 日常の多くは自動車依存
・登校を除き生活行動の半分以上は自動車利用
・高齢者は徒歩・二輪車中心に - 拡散した市街地の問題
- 自動車を自由に利用できない人も多い
・全国の身体障害者数約300万人
・職が低いと自動車保有にも制限 - 人口密度が低いとガソリン消費量が多い(自家用車運行距離が多い)
- 市街地拡散による行政コスト増大郊外団地住民の高齢化・人口減少
年齢構成の短銃さ、急速な高齢化、人口減少⇒便利なまちなか居住指向 - 地域小売章の変化
・事業所数減少傾向
・売場面積は増加、しかし売り場面積当たりの販売額は急落 - 中心部の人口密度が高いと小売販売額も大きい
- 拡散した市街地とコンパトな都市
・自動車を使わないと日常生活困難な都市は、個性・特徴も薄く魅力低下。
・都市のにぎわいが失われて行く。多くの人にとって暮らしにくくなる。 - コンパクトな都市を求める理由
・社会:人口減少、高齢化社会、成熟社会
・環境:都市・地球環境、資源エネルギー問題
・経済:サービス経済化、知識基盤・創造型経済育成
・厳しい財政事情:効率的な都市経営 - コンパクトシティーとは
・コンパクトにまとまった市街地形態(スプロールしていない) 交通:自動車交通依存の低減。徒歩自転車交通の利便性
環境:自然環境・農地の保全、省エネルギー・省資源
都市機能:活気ある中心市街地、魅力ある都市空間、文化創造、コミュニティ形成
効率的な都市経営
社会生活:誰にでも暮らしやすい、交流しやすい・一定の範囲に多様な用途が複合 ・中心市街地、近隣センターが機能 ・居住、就業密度が高い - コンパクトなまちづくり
・富山市、青森市中心市街地活性化計画の説明 - どうして、中心市街地活性化?市民の視点1
中心市街地空洞化、衰退という現実⇒(しかし)便利で魅力的な郊外型施設⇒(だから)市民は誰も困らない⇒(やはり)振興策は努力しない商店主の税金での救済?⇒(つまり)時代は変わる、町の中心地は変わる? - どうして、中心市街地活性化?市民の視点2
中心市街地空洞化、衰退がさらに進む近未来⇒(つまり)身近な生活施設が衰退、コミュニティ希薄化⇒(だから)困る市民が大勢出てくる、いる⇒(いかも)中心市街地は商業中心だけではない。都市が弱る⇒長期的にはまちの中心を育てられない「あなたまかせのまち」は衰退する - これからの都市づくりは、量的な空間拡大への対応ではない。
都市や地域の持続性を支え、生活の質を高める空間を形成すること - これからのまちづくり
- 持続可能な地域をつくる
- 街と里と自然が支えあい共生する
- 地域の歴史・文化が継承・創造され、個性の光る魅力的な街と里を育てる
- 広域や世界に開き、結ばれた地域をつくる
- 市民、住民が主導する街づくり、里づくり
- 行かせる地域資源
- 町並み、里並み景観
- 場所、空間のイメージ、眺望
- 歴史・文化・伝統的な生活スタイル
- 独自のまとまりのある空間構成
- 社会経済活動の遺産・産業遺産
- 新しいアートや建築造形の挿入
- 自然環境、自然の産物
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