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2009年2月13日金曜日

中心市街地活性化シンポジウム

 今日、午後1時半から文化センターで、中心市街地活性化シンポジウムがあり参加してきました。
 最初に名城大学都市情報学部の海道清信教授の「コンパクトで賑わい溢れるまちづくり」と題して、基調講演がありました。
 木になったので、記載しました。
  1. 日本は2050年には、世界最高の高齢社会へ
    玉野市の人口は30年後には30%減少

    2005年2010年2015年2020年2025年2030年2035年
    玉野市の総人口6704764084 609235734153426493345207
  2. 郊外への市街地の拡大(岡山市)
  3. 日常の多くは自動車依存
    ・登校を除き生活行動の半分以上は自動車利用
    ・高齢者は徒歩・二輪車中心に
  4. 拡散した市街地の問題
  5. 自動車を自由に利用できない人も多い
    ・全国の身体障害者数約300万人
    ・職が低いと自動車保有にも制限
  6. 人口密度が低いとガソリン消費量が多い(自家用車運行距離が多い)
  7. 市街地拡散による行政コスト増大郊外団地住民の高齢化・人口減少
    年齢構成の短銃さ、急速な高齢化、人口減少⇒便利なまちなか居住指向
  8. 地域小売章の変化
    ・事業所数減少傾向
    ・売場面積は増加、しかし売り場面積当たりの販売額は急落
  9. 中心部の人口密度が高いと小売販売額も大きい
  10. 拡散した市街地とコンパトな都市
    ・自動車を使わないと日常生活困難な都市は、個性・特徴も薄く魅力低下。
    ・都市のにぎわいが失われて行く。多くの人にとって暮らしにくくなる。
  11. コンパクトな都市を求める理由
    ・社会:人口減少、高齢化社会、成熟社会
    ・環境:都市・地球環境、資源エネルギー問題
    ・経済:サービス経済化、知識基盤・創造型経済育成
    ・厳しい財政事情:効率的な都市経営
  12. コンパクトシティーとは
    ・コンパクトにまとまった市街地形態(スプロールしていない)交通:自動車交通依存の低減。徒歩自転車交通の利便性
    環境:自然環境・農地の保全、省エネルギー・省資源
    都市機能:活気ある中心市街地、魅力ある都市空間、文化創造、コミュニティ形成
    効率的な都市経営
    社会生活:誰にでも暮らしやすい、交流しやすい
    ・一定の範囲に多様な用途が複合
    ・中心市街地、近隣センターが機能
    ・居住、就業密度が高い
  13. コンパクトなまちづくり
    ・富山市、青森市中心市街地活性化計画の説明
  14. どうして、中心市街地活性化?市民の視点1
    中心市街地空洞化、衰退という現実⇒(しかし)便利で魅力的な郊外型施設⇒(だから)市民は誰も困らない⇒(やはり)振興策は努力しない商店主の税金での救済?⇒(つまり)時代は変わる、町の中心地は変わる?
  15. どうして、中心市街地活性化?市民の視点2
    中心市街地空洞化、衰退がさらに進む近未来⇒(つまり)身近な生活施設が衰退、コミュニティ希薄化⇒(だから)困る市民が大勢出てくる、いる⇒(いかも)中心市街地は商業中心だけではない。都市が弱る⇒長期的にはまちの中心を育てられない「あなたまかせのまち」は衰退する
  16. これからの都市づくりは、量的な空間拡大への対応ではない。
    都市や地域の持続性を支え、生活の質を高める空間を形成すること
  17. これからのまちづくり
    1. 持続可能な地域をつくる
    2. 街と里と自然が支えあい共生する
    3. 地域の歴史・文化が継承・創造され、個性の光る魅力的な街と里を育てる
    4. 広域や世界に開き、結ばれた地域をつくる
    5. 市民、住民が主導する街づくり、里づくり
  18. 行かせる地域資源
    1. 町並み、里並み景観
    2. 場所、空間のイメージ、眺望
    3. 歴史・文化・伝統的な生活スタイル
    4. 独自のまとまりのある空間構成
    5. 社会経済活動の遺産・産業遺産
    6. 新しいアートや建築造形の挿入
    7. 自然環境、自然の産物

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