ブログ内検索

2011年8月6日土曜日

宇野港芸術映画座の「10万年の安全」見てきました!

 昨日から開催されている宇野港芸術映画座。

 今日のプログラムは産業振興ビル3Fで「10万年後の安全」(原爆放射能についての映画だそうだ)を見に出かけました。

 フィンランドの映画で、オンカロの保存を如何にして10万年後の後世に使えるか、難しい問題の映画だった。オンカロに付いて勉強してみた。

 オンカロ
別名:オンカロ最終処分場
英語:Onkalo waste repository

フィンランドのオルキルオト島(Olkiluoto Island)に存在する、高レベル放射性廃棄物の地層処分を行うための最終処分場。フィンランドの合弁企業ポシヴァ社(Posiva Oy)が建設を進めている。

オンカロは2001年5月に最終処分場として選定され、2004年に着工が開始された。2011年4月現在、地下およそ440メートルの深さまでトンネルが堀り進められている。最終的には地下520メートルに達する予定である。日本を含む他国では用地の選定を行っている段階であり、2011年時点では世界で唯一存在する高レベル放射性廃棄物の最終処分場となっている。

オンカロでは、2020年までに運用を開始し、その後2120年頃までの100年間にわたり埋設処分に利用される予定となっている。100年後に施設が満杯になった後は、坑道を埋め戻して完全に封鎖する。

使用済み核燃料に含まれるプルトニウムの半減期は2万4000年であり、生物にとって安全なレベルまで放射能が下がるにはおよそ10万年の歳月を要するといわれている。それまでの間、10万年にわたってオンカロは地下に封鎖され続ける。

地層処理は、高レベル放射性廃棄物を水に溶けにくい「ガラス固化」処理した後、オーバーパックと呼ばれる「人工バリア」に格納し、数百メートルの地層という「天然バリア」を隔てた「多重バリア」を持つ地下に隔離する方法である。宇宙に放棄する選択肢も技術的に困難な現状では、地層処理が唯一現実的な最終処分方法であるとされる。

0 件のコメント: